自閉スペクトラム症

自閉症スペクトラム症と自閉症の違いなど

自閉症スペクトラム症と自閉症の違い自閉スペクトラム症は従来、自閉症、アスペルガー障害、広汎性発達障害などと呼ばれていた疾患を含む疾患概念になります。
家庭、学校、職場などで人と接する際に社会性やコミュニケーションの難しさが生じたり、特定の関心事に強いこだわりを見せる発達障害です。
どのような特徴が、どれくらい強く現れるかは、個人によって異なります。すべての症例に差が見られると言えます。五感のうちのいずれかが過敏になったり、あるいは逆に鈍感になったりという症状もあります。

自閉症スペクトラムの原因

さまざまな遺伝的要因が複雑に絡み合って起こる、脳の機能障害が原因だと言われています。
これは生まれつきのものですので、育て方や環境が原因となることはありません。

自閉症スペクトラムの症状と特徴

自閉症スペクトラム症と自閉症の違い社会性、コミュニケーション、想像力などの点において、以下のような症状・特徴が見られます。

  • 相手との適切な距離感がわからない
  • 話がうまくかみ合わない
  • 言葉の理解や使い方、イントネーションが独特
  • 人の気持ちを察して話したり行動することが難しい
  • 集団行動が苦手
  • 暗黙のルールを理解できない
  • 皮肉や冗談が理解できない
  • 何かに没頭するとまわりが見えなくなる
  • 物事の手順に強いこだわりがある
  • 些細なことが気になって作業が進行しない
  • 音、光、人との接触、においなどに対して敏感

自閉症スペクトラム症の診断

診断基準(DSM-5:「精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版」)や(ICD-10:「国際疾病分類第10版」)などをもとに症状や生活の中の困りごとなどを確認し総合的な診断へとつなげます。
また発達障害の診断には生育歴などの情報も重要になってくるため、ご家族と一緒に来院いただいたり、通知表など幼少期の様子が分かるものがあると診断に役立ちます。また心理検査なども併せて実施することで特性や得意不得意を理解しその後の支援に生かしていくことができます。

自閉症スペクトラム症の治療法、処方薬は?

自閉症スペクトラム症の処方薬自閉スペクトラム症の症状は先天的なものであり根本的な治療は存在しません。しかしながら特性を理解し適切な対応や環境調整を実施することで生活上の困りごとを改善していくことができます。
また自閉症スペクトラム症により社会生活において困難があり、うつ病や不安障害などの二次障害を発症している場合にはその障害に対する治療薬を処方します。
また上記と併せて精神障害者保健福祉手帳などの公的な支援を利用することも検討できますのでご相談ください。

自閉症スペクトラム症Q&A

自閉症スペクトラム症の人はうつ病を発症することがあるでしょうか?

自閉スペクトラム症など発達障害の方は日常生活で不適応を起こすことも多く、うつ病など精神疾患を併存しやすいと言われています。
そのため自身の苦手な部分を理解した上で環境調整などを行い、生活しやすくすることでうつ病などの精神的な不調をきたすことを予防することが重要になってきます。

自閉症スペクトラム症かもしれない…と感じることがあるのですが、チェックリストみたいなものはありますか?

AQ-J(自閉症スペクトラム指数 日本語版)などのチェックリストがあり、当院でも実施しております。ただしチェックリストで診断がつくわけではないので診察や心理検査なども総合的に評価した上で診断していく流れになります。気になることがあれば一度ご相談いただければと思います。

自閉症スペクトラム症は治らない病気なのでしょうか?

自閉スペクトラム症などの発達障害は生まれ持っての特性なので治らないと言われています。しかしながら発達特性に応じた生活環境を調整することで困りごとを少なくすることはできると言われています。

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